現在の本殿は、享保三(一七一八)年に建立されています。
本殿は入母屋千鳥唐破風付きけやき造りであり、平成十五年まで本殿屋根は桧皮葺でしたが、現在は銅板葺となっています。
本殿横の神輿殿は元文元年に建立され、弘化三年製作の神輿三基を収めています。
祝詞殿は平成六年に桧造り銅板葺で建立されました。
神職が祝詞を奏上する場所となります。
10月の神幸式前後には神輿三基を収めます。
拝殿、長堂も同じく享保三年に建立されています。
拝殿は、瓦葺入母屋造りで、間口3間、奥行き3間の広さとなっています。
御祈願の際、参拝者が上がり、祈願を受ける場所となります。
長堂は、瓦葺で、間口17間、奥行き2間の広さとなっています。
天井には昔奉納された絵馬などが飾られています。
御祭神:神功皇后
境内には古代神功皇后が船を着けたといわれるノット岩があり、
八幡宮の神幸式ではこのノット岩まで渡御を行います。
「ノット」とは「祝詞(のりと)を奏上する所」からその呼び方になったといわれています。
宝崎神社には他に水神社と稲荷神社があります。
御祭神:
塩土老翁大神(しおつちのおじのおおかみ)
大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
菅原道真公
大正7年に三社が合祀されました。
平成20年7月に改築されています。
御祭神:
荒神様(こうじんさま)
月讀大神(つきよみのおおかみ)
宇加御魂大神(うかみたまのおおかみ)
本殿東側に鎮座しています。左から、稲荷社、荒神社、若宮社となります。
御祭神 : 大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)、少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)
拝殿西側に鎮座しています。昭和30年熊本市に鎮座する藤崎八旛宮より勧請。
中風(ちゅうぶ・現在の脳梗塞)除け、病気平癒の神様として崇敬されています。
御祭神 : 宇加御魂大神(うかみたまのおおかみ)
拝殿西側に鎮座しています。江戸時代、尾崎の豪商柳田家の邸内社を移設。