例大祭、神幸式

例大祭

例大祭は10月15日に行われます。

頭人行列、獅子舞、神輿等の行列でノットまで渡御する神幸式は、例大祭後の日曜日に行われます。

神輿について

神輿

現在の神輿は、江戸時代弘化3年(1846年)に造られました。

屋根は八角形、側面は八面、重量は成人男子12人で支えられる重さです。

三基あり、神幸式前日の夜に御祭神三体をお遷しします。

頭人行列について

頭人行列は、現存する古文書では、寛文元年(1661年)に始まったと記述されています。

現在は個人頭ではなく、町内頭となり、各町自治会で持ち回りで頭人を決めています。

尾崎地区では1月3日、中広・加里屋地区では10月に頭当神事を行っています。


頭人とは稚児のことであり、頭人のいる家を頭家と呼びます。

昔は個人で頭家をし、個人頭と呼んでいました。個人頭と呼ばれた時代は、 毎年12月末日までに各町にて候補者を挙げ、年始に「頭当」といってクジにて選定していました。

クジに当たった頭家にて、頭当神事という奉告のお祭りを行ってきました。

頭人行列は、長刀持、宰領、頭人及び頭人担ぎ、台傘持、胡床担ぎ、雨儀用傘持、頭家、頭家家族・親族、

茶弁当持、道覧篭持の順に列をなし、八幡宮とお旅所であるノットを往復します。

頭人行列は、赤穂市無形民俗文化財に指定されています。


獅子舞について

獅子舞は、浅野長矩公の祖父浅野長直公の時代、寛文元年(1661)に始まりました。

現存する古文書では、「八幡宮神幸式次第」貞享5年(1688)に記述されています。

八幡宮のご分霊をのせた神輿三基の前方に、頭人行列とともに供奉して、八幡宮とお旅所である宝崎神社(ノット)を往復します。


祭り当日は、貞享5年につくられた本太鼓を使用し、太鼓の音のみで、

道中舞・神楽舞を舞います。笛・鐘は一切使用しません。

鑓をもったハナダカ(鼻高)雌雄二頭が、太鼓の音にあわせ、足を交互に上げて、道中を進みます。

獅子は雌雄二頭が、前後に別れ、メンタ(雌)が先に、オンタ(雄)があとに続きます。

獅子の衣裳は、紺色がメンタ(雌)茶色がオンタ(雄)です。


行列の神輿が鳥居を通る前に、メンタの獅子が肩車をして、鳥居を8の字を描くように回ります。

これにはお祓いの意味があります。

また神輿を鎮める場所では、神楽舞といって、ハナダカと獅子が絡む舞があります。

獅子舞は、兵庫県無形民俗文化財に指定されています。

平成14年5月に、韓国安眠島で開かれた花博に民俗芸能として、兵庫県から派遣されました。


子ども屋台について

宵宮、神幸式当日、氏子町内を練行き、神幸式に参加します。

現在は尾崎小学校6年生により運行されています。

太鼓をたたく子ども2名が屋台に乗り、それ以外の子ども達が屋台を担ぎます。

年中行事

内容
1月1日歳旦祭
3日元始祭
15日とんど祭
18日・19日厄除祭
2月3日節分祭
初午祭
17日祈年祭
4月3日神武祭
5月1日三光神社祭
6月30日輪越祭
7月 17日、18日 水神祭、ノット祭
10月15日例大祭
第3土曜日宵宮
第3日曜日神幸式
11月七五三祭
3日明治祭
10日金毘羅神社祭
23日新嘗祭
12月1日三光神社祭
31日大祓
毎月1日月始祭
15日月次祭
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